…。

「なえのひみつ」
今日も、一人ぼっちの部屋。
おねえちゃん。
痛い。痛いよぅ。
「助けて。お姉ちゃん。」
あの時の記憶がよみがえる。
一人の部屋が、左目にしみた。

誕生日…。今日、誕生日だ!
楽しみっ!
ー…あれ…。この記憶は…。
「なえー!おいで!ケーキ食べよう!ほら、早く早く〜!」
ー…五才の誕生日のときの記憶?
「えっへへー。本当、楽しみ!」
「ねー!お姉ちゃん。お姉ちゃんと、一緒の誕生日で嬉しい!」
そう言って、私は、お姉ちゃんに笑いかける。
「なえ!こっちにおいで。」
その声がして、振り向くと、お父さんが、呼んでいた。
「いっておいで。」
「うん!」
そういうと、お父さんと倉庫のほうに行った。
そういえば…。
この時はまだ、包帯をしていなかった。
    倉庫
「?どうしたの?お父さん。」
倉庫についたのに、しばらく黙っていた…が、なえの一言で言葉を発した。
「入って。」
そういって、私を倉庫に招く。
私は、言われるままに、倉庫にはいった。
カシャン…。
鍵をかける音。
「え?」と、思って扉を見る。
ちゃんと、お父さんがいる。
なのに…、お父さんじゃないような。
次の瞬間だった。
ぐさっっ
何かが、左目に突き刺さった。
痛い。
そう、思ったら、赤い液体が、流れてきた。
これは…何?
今、何が起きたの?
考える間もなく、二発目が。
痛い。
痛い痛い痛い痛い。
痛い!
「いた…いよ。おと…うさ…ん…。」
そう、言って、気を失った。

「…え。…!なえ!!」
目が覚める。
「…っ…。」
左目が、痛い。
そうだ。そういえば。
「だいじょうぶか?なえ。」
お父さんが、優しく話しかける。
「よかったぁ…。なえ…。」
「お姉ちゃん…。痛い。痛いよ。あとね…、お父さんが…怖い。」
「え?」
「お父さんが…左目を、刺した…。」
「?何をいってるの。なえ。」
もちろん、こんな話お母さんは、信じなかった。
だけど。
「それ、本当?」
お姉ちゃんは、
「違うに決まってるだろう。なえ、だいじょ…」
「お父さんは、黙ってて!…本当なんだよね。」
信じてくれた。
こくっ…。
私は、うなずいた。

そんなわけでお姉ちゃんは、ここ、リンゴハウス(RH)に、越してきたのだ。

はい!
小説でした。
無駄に長いwww
よし。終わるー。
写真は、無いです。